Rock Faces by Sukita

(Sukita’s Works + Collections)

鋤田正義 写真展

2025.9.12 Fri - 9.21 Sun — Entrance fee 500yen

14:00 -20:00 OPEN


このたびOVERGROUNDでは、写真家・鋤田正義による写真展《Rock Faces by Sukita》(Sukita’s Works + Collections)を開催いたします。
デヴィッド・ボウイ、T. Rex、YMO、シーナ&ロケッツなど、時代を代表する音楽アーティストを撮り続けてきた鋤田氏。本展は、東京から故郷・福岡へ拠点を移してから初となる福岡での写真展であり、長年のキャリアの中でも特にロック系ポートレートに焦点を当てます。デヴィッド・ボウイやYMOをはじめ、シーナ&ロケッツなど福岡出身アーティストの写真も展示いたします。

さらに今回は初の試みとして、鋤田氏が個人的に所有する写真作品やプリントを公開します。自ら購入した作品や、他の写真家と交換したプリントなど、鋤田氏に影響を与えた写真や、同時代を生きた写真家との交流を垣間見ることができます。ボウイやハリウッドスターの撮影で知られるテリー・オニール、初期ビートルズを撮影したアストリッド・キルヒャー、リンダ・マッカートニーから贈られた作品など、貴重なコレクションを展示予定です。

《Rock Faces by Sukita》は、鋤田氏が捉えたロック・アイコンたちの鮮烈な瞬間とともに、彼の視線や交流の軌跡を辿る機会となります。写真家としての歩みと、その創造の源泉に触れる本展を、ぜひご高覧ください。

 

鋤田正義 写真展「”Rock Faces by Sukita”
(Sukita’s Works + Collections)」


会期:2025.9.12日(金) -21(日)
会場:OVERGROUND
住所:福岡市博多区美野島 1-17-5 寿ビル 2F
休廊日:期間中無休
入場料:⼊場料:⼀般 500 円 学⽣ 無料(学⽣証の提⽰をお願いします。)

▼トークイベント
日程:2025年9月13日(土)
時間:19:00~20:00(要予約)
会場:OVERGROUND East Studio
予約:https://peatix.com/event/4520051/view
WEB:http://sukita.jp/

Special Thanks : LOVE FM761

 

鋤⽥ 正義(Masayoshi Sukita, 1938-)

福岡県直⽅市⽣まれ。
⽇本写真映像専⾨学校卒業後、棚橋紫⽔に師事。⼤広、デルタモンドを経て、1970年からフリーとして活躍しています。

70年代のはじめ、鋤⽥は気鋭の若者⽂化や⾳楽に惹かれニューヨークやロンドンを訪れます。1972年の夏にT・レックスのマーク・ボランやデヴィッド・ボウイを撮影。以降、特にボウイと深い信頼関係を築き、彼を約40年にわたり撮り続けました。代表作にアルバム「ヒーローズ」(1977年)のアルバムカバー作品があります。

鋤⽥のボウイのイメージは、2013年にスタートしたヴィクトリア & アルバート美術館企画で、世界中で約200万⼈の観客を動員した「DAVID BOWIE is」展でも展⽰されました。その他、ドキュメンタリー、ファッション、広告、映画、⾳楽まで幅広い分野で撮影を⾏っています。

近年は、海外主要都市で写真展開催が相次いでいます。特にイタリアでの⼈気が⾼く、ラスペツィア(2016年)、バーリ(2017年)、フィレンツェ(2019年)、サレルノ(2020年)、パレルモ(2020-2021年)、またスウェーデンのストックホルム(2023年)などで⼤規模な美術館展を開催しています。またドイツのベルリンでは2017年にボウイ「ヒーローズ」のLPリリース40周年記念写真展を開催。2019年には、オーストラリアのシドニーで開催された写真に特化したアートフェアー「Head On Photo Festival」に招待作家として参加、2025年8⽉現在はスペインのバルセロナで展覧会を開催中です。

⽇本での美術館展は、「Sound & Vision」(2012年、東京都写真美術館)、「Flashback!」(2015年、箱根の森美術館)、「鋤⽥正義写真展 ただいま。」(2018年、直⽅⾕尾美術館)、「鋤⽥正義写真展 in ⼤分2019」(2019年、⼤分市アートプラザ)、「時間〜TIME 鋤⽥正義写真展」(2021年、美術館「えき」KYOTO)などがあります。

2018年、鋤⽥の軌跡をたどるドキュメンタリー映画「SUKITA 刻まれたアーティストたちの⼀瞬」が公開。2021年、待望の回顧写真集「SUKITA : ETERNITY」がイギリスのACC ART BOOKSと⽞光社から世界同時発売。2022年9⽉(⽇本では2023年3⽉)に劇場公開された、ブレット・モーゲン監督によるデヴィッド・ボウイの⻑編ドキュメンタリー映画「ムーンエイジ・デイドリーム」のポスターに鋤⽥撮影のボウイ作品が採⽤されています。

近年の国内外の美術館展開催や回顧写真集刊⾏をはじめとする幅広い活動により、いま鋤⽥のキャリアの本格的再評価がアート界で始まっています。

87歳となった今、今後は特に九州の「⽔」にこだわった作品に取り組みたいとの意欲に溢れています。

 
Next
Next

OFF THE CLOCK