月が綺麗だね

YUJI AMANO

2026.3.27 Fri - 4.12 Sun

14:00 -20:00 OPEN Entrance: 300yen

写真家・天野裕氏の個展「月が綺麗だね」がOVERGROUNDにて2026年3月27日(金)から4月12日(日)まで開催されます。

天野は30歳から写真を撮り始め、2009年に塩竃フォトフェスティバルで大賞を受賞し、写真家として注目を集めました。その後、軽自動車で全国を巡りながら生活し、SNSで日時と場所を指定して訪れた人に1対1で自作の写真集を閲覧させる「鋭漂」という独自のスタイルを17年間にわたり続けています。

近年では、かつてラブホテルであった自宅マンションを図書館兼ギャラリーとして公開するなど、写真という枠を越えた活動を展開しています。本展では、長年の旅や出会いの中で生まれた作品を通して、天野の視点と時間の蓄積を体感することができます。

 

月が綺麗だね

天野裕氏 個展

●開催概要

会期|2026.3.27 (Fri) – 4.12 (Sun)

時間|14:00 – 20:00

会場|OVERGROUND(福岡市博多区美野島1-17-5 寿ビル2F)

休廊日|月曜・火曜

入場料|一般300円 / 学生無料(学生証提示)

 

「我が青春の東と我が未来の西の境界線上で–––

街から街へ、夜から夜へさまよい走り続ける魂の記録。

これは現在進行形のオン・ザ・ロードなのだ。」


都築 響一

 

天野裕氏の作品には、彼が生きる世界の眼差しを感じることができます。
闇に浮かぶわずかな光、見知らぬ場所で出会う景色、手の感触、静かに生を感じる気配。天野の写真には、そうした日常と非日常が交錯する断片的なモチーフが現れます。

それらの写真は、彼の生活の中に入り込み、その視点を覗き見しているかのようなリアルさを持ちながら、単なる「私写真」という枠には収まりません。抽象的で詩的なイメージの連なりは、まるで一本の映画を観るかのように、観る者を天野の作り出した世界へと引き込んでいきます。

30年以上にわたり重い鬱と向き合いながら生きてきた彼にとって、写真は何かを刻み込むようにもがきながら掬い取った瞬間の記録でもあります。そのレンズ越しの世界には、厳しさと儚さ、一瞬の美しさが宿っています。

本展では、天野裕氏という写真家の視点を通して、彼の生きる世界の断片と、その奥にある感覚の広がりを感じていただければ幸いです。

 

天野裕氏 | Yuji Amano

1978年福岡県生まれ。

2008年塩竈フォトフェスティバルにて塩竃賞、翌年同大賞を受賞。30歳から独学で写真を始める。

主な個展に「あなたがここにいてほしい」(2025年・SAI/東京)など。

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